システムキッチンや内装にとらわれないキッチンリフォームを

よくパンフレットやテレビCMなどでは、でっかいオーブンにローストチキンを焼いてみたり、毎日のように自家製パンを焼き上げたり、ホテルのシェフ顔負けの豪快料理を披露したりとアピールされたりしますが、いったいどれくらいの主婦・主夫の方がするでしょうか。

夫婦共働きの激務で近くのスーパーで総菜を温めて工面する日が一週間の半分以上を占めていたり、あるいは田舎暮らしでゆっくりとした生活や定年後の生活で自家製のパンを日々工夫しながら楽しむ方まで料理のスタイルは様々なはずです。

最近では電子ジャーでカレーを作ったり、水分へ有用な成分が溶出しにくい事や調理時間の短縮が出来る事から電子レンジを多用する合理的な方もいるでしょう。もしかしたらシステムキッチンはどうでも良くて朝一に飲むエスプレッソマシンの設置場所のほうが気になるかもしれません。また食器に凝る方なら収納も他人の2倍も3倍も必要…とする事も。。

キッチンのリフォームを考える時に、内装やL型やらアイランドキッチンといった大型住宅設備のほうに目がいきがちですが(モデルルームなどで)、料理のスタイルを加味して設計していかないとムダな設備をつけてしまったり、最新鋭のシステムキッチンでも使い勝手が悪いと感じる事となるでしょう。中にはガスレンジのナイロンカバーが掛かって中に取り扱い説明書が入ったまま(=一度も使ったことすら無い)のご家庭も。

家族や友人と一緒料理する機会はどうか、保存食はつくるか、自宅で椎茸を干す習慣は、酒類の保管状況はどうか…食生活を一度総点検してキッチンをフルカスタマイズしていきましょう。メーカーが出すシステムキッチンの存在を否定する訳ではありませんが、メーカーが出す製品も万人の生活スタイルを反映させたキッチンを用意するなんて事は不可能です。是非、一工夫を。

料理スタイルは各家庭によって様々なはず
使う家電製品、調理器具、食器の種類すらも違ってくる
システムキッチン導入だけでは解決しない事も沢山ある

中古マンションの住宅診断は難しい?
一戸建てと違いマンションは建物を支える柱や梁を共有。耐震補強工事などは困難な傾向